遺品整理の現場から孤独死について

ニュース番組でよく特集されるホットな話題。孤独死。遺品整理の現場にいると、こちらの問題は避けては通れません。孤独死の現場には何度も赴いたことがあります。

そして、今まさにこのページを開いてくれたあなたも、遺品整理の現場の現状として孤独死については知っておいた方がよいということは今更言うまでもありません。社会問題化している孤独死。その現状はどうなっているのでしょうか。

別に誰もがしたくて孤独死をしているわけではありません。

データ、そして現場から解説致します。

 

孤独死とは?

「平成29年版高齢社会白書」(内閣府)の中に、孤立死(孤独死)についての詳しい記述があります。それは「誰にも看取られることなく亡くなった後に発見される死」と説明されてます。これは誰でも分かりやすいと思います。正式には「孤立死」という表現が正しいようです。レポート内では、自宅内で死亡した事実が、死後判明に至った、1人暮らしの人。と定義されています。1人暮らしの人が自宅内で亡くなり、後で見つかる状態、それが孤独死といわれるものらしいです。

孤独死が多い時期について

7月が最も多いとのことです。そして次いで1月、8月が多いとのこと。しかし年間を通じてさほど大きな違いはありません。特に7月、8月は暑さが厳しくなり大変な熱中症が増える影響もあります。それから1月はインフルエンザが流行ったりします。1月が多い理由としては寒暖差による血圧のトラブルも起きやすい、そんな時期だからだと思われます。孤独死から発見されるまでの平均日数は約17日。3日以内の早期発見に関しては40.2%、そして30日以上経過する割合ですが14.3%。じつは女性が早期発見が多めなのです。これはどういうことかわかりませんが、データ上は男性の方が発見が長期化しやすい傾向があるみたいです。

60歳未満も4割いる

孤独死というとどうしても高齢者をイメージするという人も多いと思います。確かに高齢者は多いです。しかし孤独死の平均年齢は61歳と比較的若いのです。高齢者でない65歳未満の孤独死がなんと5割を超えています。それから60歳未満はおよそ4割というのもなかなか驚きの数字です。男女比は8:2。これは女性の4倍も男性の孤独死が多いということです。

死因では、なんと原因不明を除けば、これは病死に次いで多いのが自殺。男性10.2%、女性16.3%を占めています。驚くことに自殺は女性の方が多いのです。一般の死因に占める自殺の割合は男性2.1%、女性0.9なので不思議です。孤独死の原因で自殺の割合が非常に高いことがわかります。自殺による孤独死は20代~30代の女性で多いのです。

あくまで社会的な考え方ですが、高齢者の孤独死というと、それがいいことではありませんが、致し方ない部分があることは否定できません。しかしながら20-30代の女性が孤独に自殺しているというのはやはり何かしらの対策が必要なのではないかと思います。現場でも、そのような場所に出くわすと、何かしらの強い感情に出くわすという人もいると聞きます。私たち業者はお仕事を淡々とこなしはしますが、人間なのでそこにはやはり思うところがあります。これは一業者の問題では解決できるものではありません。政治と社会が一丸となって解決すべき問題だと思います。

まとめ

孤独死のデータを読み解くと、社会の深刻な現状が浮かび上がってきました。特に若い方の孤独死が想像以上に多く驚いたのではないでしょうか。これは多くの方が知り、考えるべき問題です。実際に孤独死現場の遺品整理に困っている方はたくさんの経験のある片づけお助け隊のような、遺品整理業者にご相談することをおすすめします。

 

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