ゴミ屋敷レポート 就活に失敗してゴミ屋敷に

ゴミ屋敷レポートでは私たちが実際に経験した話や、現場で聞いた話をご報告します。これを読むことでゴミ屋敷問題の現状を知ることができるだけでなく、実際に業者に依頼する際の目安ともなると思います。なお、プライバシー配慮のため氏名や住所は架空のものを使っていますので、ご了承ください。

ゴミ屋敷とは無縁の生活だった

私は都内在住の30代男性です。つい最近までゴミ屋敷の中で暮らしていました。あのとき大家さんが業者に連絡してくれなければ、私は今もあのゴミ屋敷の中で暮らしていたことでしょう。まずは私の家がゴミ屋敷化していった経緯から簡単にご説明します。

15年前ほどに都内の大学に合格し、私は田舎から上京。私の目の前はこのときに大きく開かれ、社会という扉を背に大きく羽ばたいたかにみえました。順風満帆な未来が待っていると思っていました。しかしこれは私の勘違いでした。実際には社会の入り口で躓き、屈辱的な挫折を味わうことになります。結論から申し上げますと、私は就活に失敗し引きこもりになりました。

大学時代の私は割と社交的なタイプだったと思います。女の子にも積極的に話しかけていました。それが実を結ぶということはなかったわけですが(笑)。この失敗を糧に成長し、立派な会社に就職、可愛らしいお嫁さんをもらうのかなと思っていました。今となればよくもまあ自分みたいな人間がこんな人並み以上の幸せを夢想していたもんだなぁと思います。

周りからはキョロ充といじられることもありましたが、コミュ力は人並みにあったと思います。つまり、私自身の引きこもりはもともとの性格が招いたわけではない。ということを言いたかったのです。

就活失敗

転機は就職活動の失敗です。100社ほど落ち自信喪失しました。私はリーマンショック世代。そのときは自分が歴史上、とてつもなくついていない世代だったんだということはそこまで強烈に意識しなかったですね。今から思えば周囲も大手企業は落ちまくっていたし、仕方がない時代だったと時代のせいにできるんですけどね。米国のリーマンブラザーズが破綻した、日経平均が7000円台にまで落ちたといっても自分の日常には何ら影響なくて。完全に他人事でしたね。

でもすぐに何かおかしいなとは気づきました。通らないんですよ。履歴書(エントリーシート)が。30社出してやっと一社通ればいいくらい。そこも次の筆記試験や一次面接で落ち、とそれの繰り返しでしたね。最初は周りも決まってないので仕方ないのかなと思ってたんですよ。でも田舎の両親や親せきは違いましたね。

なんで○○君(2個上の友達)は受かったのに、お前はそんなに決まらないんだ。遊んでいるだけじゃないのかとか。散々な言われようでしたね。100社落ちたときはやっぱり親の言う通り僕は無能なんだな。と思うようになりましたね。でもバイト先の友達は大手に受かっていたりして。それもきつかったですね。比べられるので。

しばらくしてバイトは辞めました。大学も単位は取り終わっていたので行かない。就職はやる気しないので寝てばかり。そんな昼夜逆転生活を送っていましたね。

気づけばゴミ屋敷化

生活が不規則になると何もかもやる気も起きなくなるものなんですよね。体重は20キロ太ったのかな。当時はやっていたニコニコ動画を見て、寝て、おやつ食べて、そこらへんに捨てて…。1か月かからなかったんじゃないかなゴミ屋敷化するのに。鼻も慣れてくるんですよね。半年ほどたったら大家が部屋をノックしにきて。臭かったみたいです。それで中を見て驚かれましたね。

1週間後かな。業者の方が来てくれて意思確認したうえでゴミは撤去されましたね。あれがなければ僕は今でも変われないままでした。今は無事就職もできたので、業者の方と大家には感謝の気持ちでいっぱいです。

 

関連記事

  1. 潔癖症でゴミ屋敷になるって本当?

  2. ゴミ屋敷の驚きのデメリットを紹介します

  3. ゴミ屋敷をどう片付ける?~自分でやるより、プロにお願いしたほうが良い理…

  4. ゴミ屋敷を放置すると、とんでもないことになる?